女性ターミネーターの登場

ターミネーター2の世界的メガヒットにより、一躍アーノルド・シュワルツェネッガーという俳優が名実ともにハリウッド映画において人気を勝ち得た。1991年という事を踏まえるとここからがシュワちゃん人気が日本でも格段と上がっていったと分析できる。2の終盤で未来を脅かす要素が無くなり、可能性が広がったと解釈した人もいただろう。それについては筆者も同意見だった、エンディングにおいて続編に繋がる何かを示唆する描写は殆ど無く、これでこのシリーズは完結したモノと思われたが、続いていたのです。

次回作となる『ターミネーター3』では、本来起こると言われていた審判の日を過ぎて青年となったジョンが、惰性な日々を過ごしていた。堕落し、訪れるはずだった運命の日を阻止したものとして描かれる冒頭部分を見たとき、筆者はこれはこれでいいのかと一抹の不安を覚えたものです。また3が制作・公開された時には前作から12年という時間が過ぎていたので、2の内容をほとんどといっていいほど忘れていたので、見ている最中に前作の内容を必死に思い出していた。

まさかの続編が発表され、待っていましたという声と同時にどうなるんだろうと展開を見守ろうとする人がいたと思います。実際のところ、今作を見てがっかりさせられたと感じた人が多かったのも事実だ。

ターミネーター3での展開

前作であるターミネーター2でスカイネットの登場は阻止され、来るはずだった人類滅亡への道も過ぎた後、ジョンは自身が何をすることもないダメ人間となっていた。そう、冒頭からこんなススタートで始まり、いずれ人類を生き残らせるために活躍する反乱軍のリーダーとして祭り上げられるはずが、その未来が閉ざされてしまうのです。生きる意味と訪れるはずだった未来が来なかったためにジョンは自堕落に生きるしかなかった。

これからは何もない、平和な未来しかないと思われていた中で再度ジョンを襲ってきたのは1人のターミネーター。そしてその後を追って現れたのは女性型ターミネーターの登場により、再度彼は戦いに巻き込まれていく。

出だしから何処から突っ込めば良いんだろうとさえ言われていたターミネーター3、そのあらすじを掻い摘んで見ていこう。

あらすじ

スカイネットの企みを防いだあの日から10年、ジョン・コナーは新しい自分を模索するために放浪生活をしていた。母のサラは白血病で亡くなり、自身もまた反乱軍のリーダーというあるはずだった地位を失ったことで、喪失感に満ちた日々を生きるしかなかった。これからは平凡な未来がやってくる、そう思っていたジョンの思いを裏切るように未来からまた新たな刺客が送り込まれる。やってきた新たなターミネーターはリストアップされた人物を次々と殺害していく。

そんな中でジョンの前にもかつて自分たちを守ったターミネーターが現れる。スカイネットはもう無くなったのではと問うが、ただ発生を遅らせただけに過ぎないとして動き出す。それは未来においてジョンの妻となる、彼と交際していたケイトの救助へと向かう。先に到着したジョンはケイトを説得するが、彼女は気でも触れたのだろうとして小屋に閉じ込めてなかったコトにする。しかし彼女の前に立ちふさがった美しき抹殺者が彼女の現婚約者を殺害し、次に自身が狙われることになる。間一髪でジョンとターミネーターに救われて、顛末を聞かされるもやはり信じることは出来なかった。

その後彼女の父がスカイネット開発に着手している事実を突き止めて軍施設へ向かうと、抹殺者は先回りしてケイトの父ロバートに重症を負わせる。ジョンたちはロバートの遺言に従い、スカイネットを止めようとし、抹殺者はターミネーターを排除するために暗躍する。激突するターミネーター同士の戦いをくぐり抜け、なんとか目的地へとたどり着いたジョンとケイトだったが、そこはスカイネットの中枢ではなく、要人のために用意された核シェルターだった。

やがて世界で核弾頭の発射が行われ、世界は滅亡の一途をたどり始める。この先の未来を生き残るため、ジョンとコナーは戦うことを決意し、この瞬間にジョンは人類の唯一無二の希望である反乱軍のリーダーとして決起するのだった。

駄作と言われてしまう

満を持して公開されたターミネーター3だが、そもそも前作から繋がっていないではないかと批判が飛び交う。それについては筆者も同感と思った、ただし劇中でスカイネットはハードではなく、ソフトウェアであるために、完全な破壊は不可能だという矛盾に対する説明が行われたのだ。

リアルに技術革新が進んでいたこともあって、様々な内容に対する発展を試行錯誤した結果がこの3となっている。この時には次作となる4も制作が決定していたと言われているので、そのこじつけに必要な作品だったとも言われている。アーノルド・シュワルツェネッガーが相変わらずのマッチョぶりでジョンたちを支援するが、美しき抹殺者として現れた最新鋭の女性ターミネーターに打倒されるシーンはある意味絶景といえる。

ようやく未来へ

すべての始まりであり、事の発端でもある未来におけるジョン率いる人類反乱軍とスカイネットが統治する機械による殲滅軍との抗争、次回作となる4ではいよいよそうした未来におけるジョンの活躍が表現されていきます。