日本でも大ヒットした名作中の名作

初期作、無印のターミネーターから話題を集めていたかといえば実のところそこまでではなかった。そもそも当時はまだ技術的な面で未来的な要素を表現するには拙さが残るとして、何かと問題を抱えていた事を吐露している。今でこそCG技術を用いてあらゆる事象を再現出来るようになったが、まだ80年代中盤では難しかったのだろう。ただ内容は次回に続くものだったので、こちらの作品を見て改めてファンになったという人もいると思います。

ターミネーターシリーズが世界的に大ヒットし、かつシリーズにおいて最高のヒット作と言われているのが『ターミネーター2』だ。日本でも大ヒットし、ターミネーターという映画を知らない人が初めて見た作品といってもいいでしょう。筆者もこの作品からターミネーターという映画の存在を知ったが、前作を見ていなくてもストーリーそのものは難解ではなかったため、誰でも入りやすくなっている。この作品を見てから1984年に公開された第一弾を見ると、よりジョンの母であるサラの過去に共感を覚えるかも知れません。

1991年に公開されたコチラの作品は当時日本円でおよそ140億円にも上る制作費を掛けて作られたが、全世界で制作費を大幅に上回るおよそ700億円近い興行成績を残した。歴代の記録としてもそうだが、この全世界規模でのメガヒットを契機として、ハリウッドでの人気映画シリーズとして次へと繋がっていきます。

ではターミネーター2とは物語においてどのような内容となっているのか、そこを読み解いてみよう。

ターミネーター2の概要

この作品は前作から10年経ち、カイルとの間に身ごもった未来の人類救済の鍵となるジョン・コナーを出産したサラと息子のジョン、そして未来から現れたターミネーターが繰り広げる物語だ。一言で言えばそうだが、この作品では前作でサラの命を狙ったターミネータ―分するシュワちゃんが、本物の意味で正義のために活躍するロボットとして活躍する。ハーレーにまたがってショットガンを片手で振り回す姿は、劇中でも印象的だ。

対して適役にはこれまた先進的な技術として可能性が広がる、液体金属で構築されているターミネーターが登場します。これもまた次代のありえるかもしれない可能性を示唆しているので、未来においてもしかしたら、が垣間見える世界観だ。

誰もが一度は見たことのあるターミネーター2、この作品のあらすじを簡単に見ていこう。

あらすじ

10年前の襲撃から来る審判の日に備えてサラはひたすら準備をし続けていた。ただ彼女の行動は異常とみなされ、警察病院へと精神患者扱いされて隔離されてしまう。彼女の息子であり、未来の反乱軍リーダーのジョン・コナーは養父母の下で育てられていたが、彼の下へ二体のサイボーグが現れる。1人はジョンとサラの2人を狙い、もう1人はジョンとサラを守るためだ。前者は後に人類に反旗を翻すスカイネットの手先、後者は未来のジョンによってプログラムを改ざんされた救世主としてだ。

ターミネーターに窮地を救われたジョンは母であるサラを救うべく警察病院へ行き、迫っていた追手を振り切り、間一髪で脱出に成功する。その後メキシコ方面へ逃亡を払う中で、サラはスカイネットを生み出す科学者の存在を知り、その抹殺を図るために単身行動を図る。その後自身の過ちに気付かされるマイルズ博士と母を追ってきたジョンとターミネーターの尽力により、スカイネットの確たる研究結果を破壊することに成功したが、同時に追跡者の到達を許してしまう。

逃げる中で製鉄所にて最後の死闘が繰り広げられるのであった。

名言『I'll be back』の誕生

ターミネーター2において未来とは不確かでかつ機械が人間を殺す時代だと、そう揶揄している。事実、かつて自分を襲ってきた襲撃者と瓜二つの姿をしたターミネーターに助けられても、サラは一向に彼を信じようとしなかった。だが物語終盤において未来にわずかながらの希望を見出し、殺人機械として生まれても可能性は残されていることも示唆されている。

そんな劇中で有名なのが、ターミネーターがジョンたちの窮地に際して現れた『I'll be back』、この台詞がシュワちゃん人気に火をつけた。余談だが、ラストのサムズ・アップするシーンでは筆者の友人が号泣必死だったといって泣き崩れたものだと語っている。

ここでもまだ始まりでしかない

盛り上がりを見せて次回作へと繋がっていく、そもそもこの2ではまだ序盤でしかないのだ。肝心の未来、そこでどうやって審判の日と呼ばれる時がやってくるのか、そもそもスカイネットの元となる技術は破壊されたので完結するだろうと思った人もいるかもしれません。

しかし人気シリーズとなったターミネーター、この2で歴史に名を残す大ヒットによって続編制作は不可避となった。