役者人生における、シュワちゃんレジェンドを決定づけた作品

ボディビルの世界で名を覇し、その後は活躍の場を俳優業へとシフトさせたシュワちゃん。代表作は数多く、どの作品を一番最初に見たかという意見でかなり分かれると思います。ただ全て共通するのは、『限界まで鍛え上げられた筋肉を見る』という一点だけは外れない。それはそれでどういうことなんだろうとも思ってしまいます、あたかもそれだけが彼の魅力と物語っているようにすら感じてしまいます。ただ肉体派俳優という分類に分けられたことを踏まえると、しょうがないといえばしょうがない。

惜しみなく逞しい身体を披露するシュワちゃん、個人的にも色々な作品を見てきたが、やはり一番印象に残っているのが『ターミネーターシリーズ』になる。筆者が初めて見て、そこでアーノルド・シュワルツェネッガーという俳優の存在を知った作品でもある。最初は物凄いマッチョなおっさんが出ている、と思ったものだ。それを両親にまっすぐ伝えると苦笑いしていたのを覚えている、なぜかは分からない。

役者としてその名を不動のものとした作品でもあるターミネーターシリーズ、現在までに続く人気タイトルとなり、新シリーズの続編が発表されるのを期待して待っている人も少なからずいると思います。ではそんなターミネーターという作品を、時系列順に見ていこう。

物語の原点

ターミネーターシリーズの特徴は、新シリーズとして発表された三部作まで全てストーリーが一貫して続いている。その全ての始まりでもある1984年に公開されたターミネーターでは、シュワちゃんの肉体美が冒頭から披露されている。ただこの作品ではシュワちゃんは主演だが、立ち位置的には悪役として振舞っているのです。

そんな原点である無印のあらすじから見ていこう。

あらすじについて

1984年のロスにて、閃光とともに全裸の男性が現れた。彼はたむろしていたチンピラを襲撃して装いを奪い、さらに銃砲店に侵入して銃器を奪う。その後電話帳に記されている『サラ・コナー』という女性の住所と電話番号を元にして、順番に同姓同名の女性たちを殺害していった。殺されていく女性たちは皆彼が目的とする人物ではない、しかしやがて彼の本命もであるサラの行方が判明して、彼女を抹殺するために動き出した。

その頃自分と同じ名の女性が殺されているという噂を知ったサラは恐怖を覚え、警察と自宅へと電話する。自宅にはルームメイトのジンジャーが男友達と夜を共に過ごしていたが、そこへ件の男が侵入して2人を射殺する。その直後にサラからの電話によって男はサラがどこにいるのかを突き止め、彼女の元へ向かった。

やがて邂逅する2人、サラは必死で男性から逃げるも危うく殺されそうになったところを1人の男性に救われる。男の名は『カイル・リース』と名乗り、サラがいずれ産む息子の『ジョン・コナー』の命令で未来から助けに来たと告げた。唐突に話す事実に信じられないと告げるサラだが、カイルは自分たちを追跡している男はターミネーターと呼ばれ、サラを殺すために未来から送られてきた殺人機械だったという。

理解の範疇を超えた事態と事実に現実逃避をしたくなるサラだが、ターミネーターは自分を殺すまで追い続けることも聞かされる。またその道中でやがて人類vs機械という史上最悪の戦争が勃発し、世界は荒廃の危機とともに人類の滅亡すら掛けた争いが起こる事も伝えられた。カイルが話すことが全て真実だと悟ったサラは命からがら逃げおおせる中で、カイルと男女の仲になる。しかしターミネーターのやまない猛攻によりカイルは死亡、サラも足に重傷を負ってしまうがなんとかターミネーターの撃退に成功した。

全てが終焉した後、彼女は未来を救うための戦いを始めようと決心するのであった。

名作の始まり

ターミネーターという作品の始まりはこのようになっている。筆者は始め作品を見たとき、まさかシュワちゃんが主演でありながら悪役と知った時はそれなりに衝撃を受けたものです。なにせ次回作からは主人公たちに協力的な姿勢から、頼れる味方だという印象が強かった。けれど原点ではサラを殺すためだけに未来から送られてきた、殺人機械としての役目を忠実に果たそうとするターミネーターの恐怖が感じられる。

これが全ての始まりであり、まだ開幕してすらいない序章段階といえるのです。

ここから次回へ繋がる

この初期作では後に人類が機械を操る人工知能『スカイネット』達に対して反抗勢力として台頭する、後に主人公となるジョンの母、サラに焦点が当てられている。シリーズを全て見ていればわかると思いますが、この作品を見ていれば次回作におけるサラの様子とターミネーターとは何なのかがよく見えてきます。

またこの作品で全裸を披露したことも、美しすぎる肉体美に見惚れる人が急激に増えていった。