シリアス、というよりはコメディより

キャラ紹介をして思ったことは誰しも違うだろう、筆者もそうだがほとんどの人は冷静になって一つの結論に到達するはず。『いや、どう考えても重武装した傭兵部隊に保安官風情が勝てるわけがないだろう』という点に。これについてはそもそもフィクションなので現実の話を持ち込むのはナシとして、シュワちゃんが活躍する映画シリーズで見れば実に王道だ。誰がどう見ても、作品から伝わってくるメッセージとして確かに受け取れるのは、1つだ。

年老いても、シュワちゃんは最強なんだね

この点に尽きるはず。そもそも主演作品で噛ませ犬みたいに三枚目キャラを演じることの方が異常だ、やはりその魅力を十二分に引き出すためにはこれまでの作品傾向から見えてくる、彼の特徴を踏まえていなければならない。制作陣もその点に注視したからこそ、これぞまさにシュワちゃん作品と呼ばれる一品に仕上がった。

俳優には誰しもイメージに合った演技というものが求められます。シュワちゃんであれば単独で軍隊すら壊滅し、さらには迫り来る宇宙人と白兵戦で勝利するといった、そうした作品あってこその人気だ。アクションスターとして不動の地位を築き、90年代において鋼のような肉体を披露してはその体にそぐうだけの戦闘力を見せつけていく。落ち着いて考えると人間離れし過ぎではないかと思いますが、それはそれとしてだ。

とはいえ、作品を面白くするためとはいっても全体的にシリアスよりかはコメディタッチを強めにしているので、ここがネックと語る人も多い。

相変わらずの無敵超人な主人公

シュワちゃんが演じるレイ、見た目は歳相応のお爺ちゃん、しかしてその実態はかつて麻薬捜査官として活躍したプロの警察官だ。まるで見た目は子供、頭脳は大人的な某少年探偵を彷彿とさせる厨ニ設定なのは、気にしてはいけません。もしレイのような超人が存在していたら、それだけで国内において危険因子としてみなされてしまいます。正義の為に力を振るうか、それはその人自身の価値観に基づくため、中々危うい。本当にシュワちゃん演じるような人間がいたらと思うと、犯罪者は毎日安心して眠れませんね。

この作品でもシュワちゃん主演とだけあって、とにかくあらゆるアクションシーンにて優遇されている。そういう作品だからしょうがないとはいっても、FBIに対してあれだけ圧倒的な戦力差を見せていた傭兵部隊たちがわずか数名の、一人を除いてまともに戦場で生き死にを経験していない寄せ集めだ。自分たちが負けるはずがないと信じて疑っていませんでしたが、あらゆる意味で天はレイ達に味方していきます。

そして華麗に敵を打倒していきます、ショットガン片手に。

劇中のシュワちゃん無双

シュワちゃんが活躍するための、シュワちゃんのために用意されたような映画なので、ファンにはたまらないシーンが連続します。簡単にまとめるとこんな展開だ。

見て分かるように、もうシュワちゃんなんだからこれくらい出来て当然だと言ったレベルだ。レイは確かに元は優秀な警察として活躍していたが、それでも超人過ぎている。ただアーノルド・シュワルツェネッガーという役者ならこれくらいやらないとらしくない、と思ってしまうのは固定観念か。

シュワちゃん好きが見るための映画

この映画はシュワちゃんが65歳の時に公開されたもの。そんなに老いたんだなぁと思って見ていると、大分度肝を抜かれます。いい年したお爺ちゃんになったのに、まだこんなに激しいアクションをしているのかと驚かされること間違い無しだ。ここまでの演技を出来る人がどれくらいいるでしょうか、日本人でも年齢を考えて演技をすることも考えなくてはならない。そういう意味ではシュワちゃんの肉体年齢はまだまだ若者にも負けじと劣らずといった部分はあるのやもしれません。